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自治労横浜 かわら版
2010.10.12 No.518
 
1面
 
横浜市人事委員会勧告
  国を上回るマイナス勧告
 月例給▲0.80% 3,262円、一時金▲0.15月
  2年連続の年収減 平均11万1千円減
 
 横浜市人事委員会は、10月8日(金)、2年連続で月例給を0.80%(3千262円)引き下げるという勧告を行いました。(昨年は▲0.50%、▲2千92円)これは、8月に出された国の人勧(0.19%・757円引き下げ)を上回る内容です。
 一時金については官民比較の結果、0.15月の減となり、職員ひとりあたりの年収は昨年より1.70%の減少となり、平均で約11万1千円の減となります。
 2年連続で月例給、一時金をマイナスとする勧告は、厳しい民間実態を反映したものとはいえ、わたしたち公務員労働者の生活を圧迫するものであり、厳しい人員削減の中で、市民サービスの向上に日夜、奮闘・努力している職員のモチベーションを下げるものです。
 自治労横浜は、マイナス勧告を受け、この秋の賃金確定のヤマ場に向けて、市労連に結集し、生涯賃金の維持・改善のための交渉を進めます。市労連の10月19日(火)総務局長要請行動、20日秋期闘争意志統一集会に積極的に参加して取り組みを強めていきます。
 
 
平成22年
 給与に関する報告及び勧告の概要(骨子)
 

本年度給与勧告の特徴

 月例給、ボーナスともに引き下げ

 ○公民給与の較差(▲0.80%)解消のため、月例給の引下げ(給料表・管理職手当の改定)

 ○期末・勤勉手当(ボーナス)の年間の支給月数を、0.15月分引下げ(年間4.15月→4.00月)

 ※職員ひとりあたりの年収は、平均で減少(平均で約11万1千円の減)

 

給与勧告・報告の内容

1 月例給の改定内容

 (1)行政職員給料表は、初任給を据え置き。若年層は引き下げを抑制し、高齢層は引き下げを強める。

   4級(係長級)は引き下げをやや抑制

 (2)消防職員給料表・高等学校等教育職員給料表・医療職員給料表は、行政職員給料表に準じて引下げ

 (3)管理職手当 役職に応じて減額

  (例:局長級II種145,000円⇒144,000円、部長級II種92,000円⇒91,500円)

2 期末・勤勉手当(ボーナス)の改定内容

 (1)期末・勤勉手当を年間で、0.15月分引下げ、4.00月分とする。

3 実施時期等

 (1)この勧告を実施するための条例の公布日の属する月の翌月の初日(公布日が月の初日のときはその日)から実施

 (2)本年4月からこの改定の実施の日の前日までの公民較差相当分は、平成22年12月期の期末手当で調整

 
 
2面
 
「技能職員の採用を行う」当局回答
  自横の粘り強い取り組みで実現
  10月4日団体交渉
 
 10月4日の団体交渉で総務局長から「当局として技能職員の採用再開を行いたいと思います。今後、様々な課題の解決に向けて、引き続き話し合ってまいりたい」と採用再開を明言する回答が示されました。8日から受験案内が配布されています。
 7年間の技能職員採用凍結は現業職場に20歳代の職員がほとんどいない状況を生みだし、閉そく感だけをもたらしてきました。約1千8百人の人員削減で、委託拡大だけでなく、様々な工夫の中、過重労働に耐えギリギリの状況で業務を進めています。今回の採用再開は一筋の希望の灯です。
 自治労横浜はあらゆる機会に採用再開を粘り強く求めてきました。昨年の現業闘争以降も昨年回答「今後、鋭意検討してまいりたい」の具体化を求めてきました。自治労横浜の7年越しの取り組みが、採用再開を実現しました。
 
 
「中期4か年計画」(素案)
 都市経営局から説明会
  今後も意見反映に努める
 
 10月4日、自治労横浜は「中期4か年計画」(素案)の説明会を開き。都市経営局の担当課長から説明を受けました。
 説明会では「大都市制度の創設」に関する質問や「児童相談体制の充実」「教育文化センターなどの具体的な耐震工事計画が示されていない」「人口推計が地域の活性化と連動していない」、「『方向性』から救急医療関係が薄まっているのでは」などの意見が出されました。
 自治労横浜は、12月の中期4か年計画策定に向け、意見反映させるよう、積極的に取り組んでいきます。
 
 
原子力空母の配備撤回を求め
 横須賀で集会
   9月25日
 
 9月25日(土)神奈川平和運動センターなどが主催の「原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)母港化2周年抗議・配備撤回を求める神奈川集会」が横須賀市で開かれました。全国から2千7百人、自治労横浜から50人が参加しました。
 集会後、デモ行進。米海軍横須賀基地のゲート前では「GW配備撤回」「再入港反対」などシュプレヒコールを繰り返しました。
 GWは横須賀基地を事実上の母港として活動し、基地機能の強化も着々と進められています。GWが停泊する12号バースには2年前から大型原潜が寄港し、昨年しゅんせつされ原潜の入港が容易になった13号バースには、将来原潜が入港する可能性が米海軍幹部から明らかにされています。GWの原子炉付近のメンテナンスが横須賀基地で行われており、2年連続で放射性廃棄物が搬出され、事故や放射能汚染の危険性を常にはらんでいることが指摘されています。
 最後に「米国の世界戦略・戦争政策への加担を拒否し、基地の縮小・撤去をめざします」とする集会アピールを採択しました。
 
   
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