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自治労横浜 女性部ニュース
 2009.11.11 Vol.131
 
◆1面
 
改正・新設
育児休業法の改正
 子の看護休暇拡充と短期の介護休暇新設
 
 育児介護休業法が2009年6月に改正され、新たな制度ができました。
 一つ目は子の看護休暇の拡充です。子の看護休暇は現在年間5日取得できますが、子どもが複数のときは10日まで取ることができるようになりました。子どもの看護休暇は導入時から時間単位の取得が可能で、現在では1時間を越えた部分については、15分単位で取得できるという大変使い勝手のよい休暇です。
 二つ目は、短期の介護休暇の新設です。介護休暇は、取得用件が厳しく、取る・取らないで悩んでいるうちに、大事な家族を失ってしまったという声を聞きます。介護休暇制度も最初は一日単位だったところから、半日単位、時間単位での取得が可能になったのはとても喜ばしいことです。さらに今年の改正で、短期の介護休暇制度ができました。介護が必要な家族一人につき5日、複数になれば10日まで取得できるというものです。この制度は育児介護休業法61条で公務員にも来年4月から適用させるという決定もなされています。しかし、介護休業制度や子どもの看護休暇に適応する家族でなくても、職員が休んで看病しなくてはならない場合があります。(今回の対象から外れるのは、9歳以上の家族で、長期の介護が必要とされない場合です。)自治労横浜ではこの機会に、育児と介護と特定しない、家族の看護休暇として、年間10日までの有給休暇が取れる制度にすることを求めて市労連独自要求に盛り込むなど取り組みを進めています。みんなの声で家族の看護休暇を実現していきましょう!!
 
横浜市の介護休暇制度をおさらいしよう!
 横浜市の現行の介護休暇は、2週間以上の介護が必要で勤務しないことが相当と認められる場合です。診断書の提出を求められることもあり、なかなか取得に踏み切れないという声を聞きます。賃金が無給で、休暇中でも共済・健保掛金・厚生会費は自己負担です。休業中免除措置のある育児休業に比べ不利な条件があります。さらに、介護対象者を二親等以上に拡大するためには同居を条件としていることも取得が進まない原因であるといえます。共済組合から、一日単位の休暇取得者を対象に、介護休業手当金は賃金の40%が支給されますが、申請しないともらえません。厚生会からの介護休業見舞金は介護休業手当金を除く部分に支給されますが、こちらも申請しなければもらえませんし、請求期間は介護休暇取得最終日の翌日から2年間です。
 昇給は取得期間が40日を越えると影響が出ます。一時金の期末手当は100%支給を勝ち取りましたが、勤勉手当は期間の半ばを超えた休暇の場合から影響が出ます。
 家族の病気の状況により取得期間や取得単位を選ぶことができます。こんな場合に介護休暇が取れるか?など自治労横浜女性部に気軽に声をかけてください。組合員に代わって支部と連携してとりやすい状況を作るために取り組みます。制度は必要とする組合員の皆さんと一緒に育て、より取りやすいものにしていく必要があります。(U)
 
◆2〜3面
 
2009
大都市共闘青年・女性運動推進交流会報告
 
 2009年大都市共闘青年・女性運動推進交流集会は9月20日から21日に大阪市で開催されました。自治労横浜女性部として「組織強化・拡大」をテーマとした分科会に企画段階から参加し、当日は6人が参加しました。現執行部から5人、経済支部からも1人の参加があり連休を使って学習してきました。
 組織強化という困難な課題をどうとらえるかと考えた時、数の多数を頼っての活動ではなく「二人いれば組織はできる」という全国ユニオン会長の鴨 桃代さんを講師に依頼し、新聞紙上を賑わしているユニオンの力はどこからでているのか、ユニオンの勢いと力を自治労の運動に組み込めないかと聞く場として分科会を開きました。
 「ユニオン力を身につけよう」というテーマにして、ひとりひとりが自分で考え行動することができるという再発見と可能性に気づかされる場になったと思いました。
 当日の参加者の福岡市水道労組20歳のNさんの将来が明るいものであるように労働組合の活動を展開していこうなんて話もしながら、和気あいあい交流もできました。以下は組織問題分科会とフィールドワークに参加した感想です。
 
★今回、初めてこの青年・女性運動推進交流集会に参加させていただきました。
 私が参加した第一分科会では「組織強化・拡大」をテーマに、ワークショップ形式で話し合いました。私のグループでは、まず自治体労働組合に関して率直に感じていること・疑問点・改善すべき点を付箋紙に書いてざっくばらんに発表しました。そして、カテゴリー分けをして、因果関係の流れを示してまとめました。思いのほか、共通認識の部分が多く、非常に有意義な意見交換になったと私は思います。
 そして、課題の解決に向けた道筋を考えるうえで、自分たちはどうすればいいのだろう? 労働組合ってそもそも何だろう? といったさまざまな疑問が生じました。その結果、労働組合をもっと知るための勉強会などが提案されました。
 全国ユニオン会長鴨さんがご講演でもお話しされていましたが、やはり一人ひとりが人任せにせず自分の問題として考え、行動に移していかなくはならないと肌で感じました。
 この2日間を通じて、たくさんの気付きがあり、考えるきっかけとなったことは間違いありません。労働組合が組織の力を継続して発揮していくため、小さなことからつないでいく地道な努力の必要性を学びました。(経済支部 N)
 
★このたび、参加の機会を得、他都市の組合の状況も垣間見ることが出来た貴重な体験となりました。まず驚いたのは、他都市の組合参加者の若く元気の良いことでした。20〜30代の世代が参加しやすい工夫(企画を若い人が担う)が各単組で行われている報告も聞くことができました。(横浜市も若い人中心で参加してほしいと感じました)
 分科会は特別分科会「フィールドワーク」に参加しました。「人権博物館」「あいりん地区(労働者の街)」「コリアンタウン(多文化共生の街)」を歩きながら、大阪の人権に関する過去と現在を学習するというものでした。
 人権博物館では日本古来の政策から生まれた差別=対職業、障害者、性別、民俗(アイヌ、沖縄等)、外国人など、日本に存在する様々な人権問題の歴史・現在について資料を見ながら学びました。
 あいりん地区では生活者の方にからまれるというハプニングもありましたが、案内役の機転により無事最後まで分科会を続けることが出来ました。しかし、これは人権というナイーブな問題にじかに触れた体験となりました。
 コリアンタウンとは(鶴橋駅前の繁華街ではなく、そこで働く方々の生活の場にある街)仁徳天皇の時代から日本人と韓国人が仲良く協力し合って生活する街ですと、地元の方の説明があり、ここでも人権と歴史を深く考える機会となりました。
  考えてみれば、日本で女性が参政権を得てからまだ一世紀をむかえていない!?当たり前のような男女平等も、日本の歴史上では始まったばかりですね。当たり前が当たり前でないこと…考えたら恐ろしいことです。自分の事に置き換えてみればわかる事だと思います。
 たくさんの学ぶ機会をありがとうございました。(環境支部 N)
 
◆3面
 
セクハラ・パワハラ
 解決力を身につけよう!
  自治研&女性部学習会
 
 9月25日(金)18時30分〜自治労会館で学習会を開催しました。「解決力を身につけよう!」と題し、セクハラ・パワハラ相談を受けたら何が出来るか?を学びました。
 講師は「かながわ女のスペースみずら」理事のY.A.さんです。
 男女共同参画参画基本法、男女雇用機会均等法など女性の人権に関する法律がまだまだ不十分ながらも整備され、「セクハラ」という言葉が一般の共通認識として言語化されました。
 横浜市当局の人権研修のテーマとしても取り上げられるようになりましたが、実際に相談を受けたり、自分が被害者になった場合、どうしたらいいのでしょうか?各支部で役員を引き受けてくださっている方にも力をつけて欲しいと考え、自治労横浜の自治研集会として女性部で学習会を企画しました。学習会では、これまでの事例をいくつか紹介していただきながら問題の起きやすい背景なども一緒に学びました。
 被害者の相談を受けるときのポイントは
(1)信頼と安心
(2)事実関係を一緒に整理する
(3)獲得目標を定める(例=謝ってほしい、再発防止、治療費請求など)
(4)手段を決める
です。そのためには私達は「信頼できる有効な相談機関」を知っていなければなりません。
 横浜市には、職場におけるセクハラ防止指針・セクハラ防止ハンドブックなどもあり、各部署に職場相談員が設置され取組みが強化されてきていますが、職場では相談しにくいこともあると思います。
 学習会後のアンケートでも、この問題の相談先として適当だと思う所として市の相談担当を選んだ人は1人もなく、「みずら」のような第3者機関を選択した人が67%という結果でした。
 また学習会の課題に興味があって参加している人が大半であったのに、相談先を知っている人は半数程度であるため、今回のような学習会を開催する意味があるのではないかと思います。
 アンケートにおいて全員から学習会は役に立ったと回答いただき、有意義な学習会となりました。(N)
 
=学習会アンケート結果(抜粋)=
 
●学習会に参加しようと決めた理由
 テーマに興味有:チラシで興味持つ:身近に相談者有:ほか
              =71:29:0:0(%)
●セクハラ・パワハラの相談先として適当だと思うところ
 市の相談担当:組合:第3者機関=0:25:67(%)
  ※その他に上記より本人選択等の意見 8%
●セクハラ・パワハラの連絡・相談先を知っていましたか?
 知っていた:知らなかった:その他=54:38:8(%)
●学習会参加者年代比
 〜20代:30代:40代:50代〜=8:8:23:61(%)
●学習会参加の男女比= 男(46):女(54)%
 
◆4面
 
そよ風
 
 今回は、北綱島特別支援学校(重度重複障害児)の学校給食調理職員、R.Y.さんを紹介します。
 
☆何食くらいの調理ですか?

 「全体では、40食くらいですが、主食を、ご飯・軟食・全粥・前粥をフードカッターにかけたもの・さらに裏ごしの5種に、おかずを、常食・軟食・荒刻み・刻み(荒刻みを細かく)・ミキサー(状態により1・2・3の3段階)・裏ごし・の8形態の組み合わせで各個人の状況に応じた食事を提供しています。

  主食がパンの時はさらに、スティック状・大パン粥・大パン粥をフードカッター荒く・細かくの2種・さらにミキサー・ミキサー+牛乳・さらに裏ごしの7種の組み合わせとなります。」

*すごい種類の組合せですね*
 
☆どんなところにこだわっていますか?

 「ダシは化学調味料を使用せず、かつお節、昆布できちんととります。中華風スープもとんこつでとっています」

 
☆知ってほしいことは?

 「調理したものを全て一緒にミキサーにかけると、味が混ざり、せっかくの味が台無しですから、食材ごとに…例えば、トッピングの人参やほうれん草とか、サラダのキュウリやコーンとかも全て別々にミキサーにかけて、盛付けも常食同様に彩りよくしています。料理によって、いったん一緒に煮たものを別々に取り出してミキサーにかける場合もあります。」

*真心が伝わる仕事ですね*
 
☆どんなことに苦労しますか?

 「汁物には増粘剤をなるべく使わないようにしています。例えば、スープなどを春雨で煮込み、それをフードカッターでドロドロにし、さらに裏ごします。これは利用者からとても美味しいと喜ばれています」

 ※補足=飲込みに障害があると、水分が誤嚥しやすく、生命の危険を伴うためトロミをつけるが、増粘剤は食味が悪くにおいもある。

*だから美味しいのですね!*
 
☆この仕事をやってきてよかったことはどんなことですか?

 「子供たちが楽しみにしていると思うとやりがいがあります。どうやったら障害があっても食べやすくなるか、栄養士さんと一緒に考えます。宿泊学習で、作業手順を先生に伝授し、子供たちが外食をすることもできました。」

 
*重度重複障害の方の調理には、飲み込みやすくするための細やかな配慮が必要ですが、北綱島特別支援学校の給食は見た目も味も美味しいと、子供たち(小1〜高3)や親御さんからも評判だそうです。*
 
やまびこ
 
 自治労横浜本部大会に参加した夜、日比谷野音に駆け付け「派遣法改正まったなし!10・29日比谷大集会」に参加しました。
 福島みずほ特命担当相は「年内にも派遣法改正案がまとまろうとしている、経済界の反論に対し大きな運動で改正法を成立させたい」と発言。講談師の神田香織さんは「世の中がこれほど悪くなったのは国鉄分割民営化からだ」「貧困の最大の敵は人々の無関心だ」と話した。参加者は2,500人。自治労の東京部隊も参加していた。同じ労働者の問題として官製ワーキングプアや派遣の問題も常に視野にいれて活動していこう。(T)
 
   
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